2015年の振り返り(2015年のみとは言っていない)

 今年一年を振り返るというよりも大学4年間を振り返ってに近いかもしれないです。

 結論から入ると、

 正しい道を選ぼうとするのではなく、選んだ道を正しい道にするために頑張るスタイルで!

 と決意した一年でした。

 

 世の中には遠い先を見つめてそこに向かって努力できる人がたくさんいます。大学に入るまで目の前にあった部活と勉強にがむしゃらに取り組むスタンスだった僕はそこに大きなカルチャーショックを受けました。

 正直に申し上げて「目の前の欲求を殺して我慢するのが偉いって、なんてつまらない生き方だ」と直観したのですが、変なプライドがあったのかそんな風にならなきゃと思って自分なりにやってみました。

 そのような生き方は最終目的に向けてステップアップを繰り返すのだと思いますが、未来を見つめるのがそもそも苦手な自分はいつの間にか手段であるはずのステップアップが目的となっていました。そこに喜びを見出していつしかそのような生き方に人一倍順応している自分がいました。

 「たくさんのタスクをこなすゲームを楽しんでいるけど、一つの大きな壁が現れると他のことに思考を切り替えてじっくり取り組めない。やること減らせよ。」と今年の指導教官出口先生、来年の指導教官岡部先生にも指摘されました。

 

 また、ある友達に建築士試験の対策を相談したんですが、そこでガツンと頭を殴られました(物理的に)

 続けざまに

 「自分から見たら、あなたはできることがたくさんあるスーパーマン。それなのに、いつも足りないものばかり探している。

 人生短いのに弱点を補うことばかり考えていたら、それだけで人生終わっちゃうよ。やりたいと思うことを頑張ろうよ!やりたいことないの?自分も実はまだわかんない。それなら、一緒に探そうよ。両親が大学に行かせてくれているのをありがたく思っているからこそ、探さなきゃ。

 スーパーマンが人生を棒に振ったらもったいないよ。(一部抜粋)」

 と言ってくれた。そんなこともありました。

 そういうことを繰り返すたびに、遠い未来ばかり見つめて頑張る生き方に大学4年間でドップリはまってそれしか見えなくなっている自分に気付かされました。それが大人になるということなのかもしれないですが、自分に向いている生き方ではないなとも。(内定先の皆様申し訳ありませんでした)

 

 これをやりたいなーと思っている目標は捨てないのですが、そこまでの道のりは「自分が好きだ、やりたいと思うことに取り組んでそれを努力で正解にする」いう幼稚かもしれないけどエネルギーを一点に集中させられるやり方に回帰します。

(ただし、あくまで20代は基本的に自己ブランディング期間という設定は曲げない)

 未来に向けて頑張るという手法、マインドセットを見よう見まねで覚えた自分だからこそ努力で正解にできる可能性が高まったと思う。東大に入ってよかった。

 

そんな2015年の振り返りと2016年以降への決意でした。